4年前に旅立った、大好きだった父。
子供たちが呼ぶから、私も「お父さん」と呼ぶことは滅多になく、「じじ、じじ」と言っていた。
そんな父が夏になると作ってくれた、自慢の味噌うどん。
私も子供たちも大好きで、何かと言うと「作って〜❤️」とリクエストしていた。
父が亡くなってから、3年くらいは食べていなかったけれど。
食と健康に気をつけるようになってから、「味噌うどんって、身体によい食材しか使ってないし、完璧なんじゃ!?」と思い、何度も作るようになりました。
思い出の味
じじと言えば、「味噌うどん」。
私が研修や、飲み会などで家を空ける時。
娘たちは、いつも父に頼んでいました。
そんな時、子供たちがリクエストするのはいつも「味噌うどん」。
味噌うどんは、味噌ベースのツケだれで、冷たく冷やして、きゅうりと一緒に食べる、夏場のうどん。
さっぱりしていて、でもコクはあって、きゅうりの食感がまたいい味を出していて、いくらでも、ツルツルたべられちゃう。
そのうち、夏じゃなくても「食べたい!」と子供たちがじじにおねだりするようになって、
「しかたないなあ」と言いながら、じじはいつも嬉しそうに、ニコニコしながら、長ネギをすりこぎで擦り出す。
少し子供たちが大きくなってきて、味噌うどんだけでは物足りなくなってくると、
じじは、崎陽軒の「昔ながらのしゅうまい」とカニカマをいつも買ってきてくれるようになりました。
私がいない日の、子供たちのお楽しみ。
それが、じじの味噌うどんと、崎陽軒の焼売とカニカマ、でした。
作り方
味噌うどん(のタレ)の作り方は、とても簡単。
材料もシンプル。そして、身体にいい材料しかない。
※材料の分量は、ざっくりこれくらいのイメージなので、
多少多くても、少なくても大丈夫。
- 長ネギ 20cm
- 白スリ胡麻 大さじ2杯
- 味噌 大さじ山盛り3杯
- 昆布だし 400CC くらい
作り方
①長ネギを出来るだけ細かく微塵切りにして、すり鉢で形がなくなるくらい擦る
②擦り胡麻を(できれば軽く炒った後に)、加えて、さらに擦る
③味噌を加えて、よく混ざるまで擦る
④昆布だしを加えて、良く味噌を溶かす
⑤食べる直前まで、良く冷やしておく。
これをツケだれにして、七味を少しかけ、きゅうりと一緒にうどんをいただきます。
ね?
簡単でしょ?
簡単だけど、ちょっと手間がかかる。
だけど、美味しいよ。
特に、36度もあるような、夏の暑い日におすすめです。
ちなみに私は、一度にたくさん作って、出しで割る前のネギ胡麻味噌の段階で、
小分けにして冷凍して、食べたいときに昆布だしで割って、食べています♪
シンプルだから、味噌がいのち
味噌うどんを作るときの注意って、ほとんどないけれど、ひとつだけ。
材料がシンプルなだけに、食材の良し悪しがダイレクトに味に出る。
特に、味噌。
味噌だけは、ぜひ添加物のない、昔ながらの本物の味噌を使ってほしい。
うちは、ずっと母の手作りの味噌を使っていて、それじゃないと、と思っていたけれど。
最近、市販でとっても美味しい味噌を見つけて、それを使っています。
その味噌は「越前有機味噌蔵 マルカワみそ」さんの味噌。
お店のホームページからも買えるし、楽天などでも売っているので、気になる方はお試ししてみてください。
味噌うどん作らなくても、普通にお味噌汁でも美味しいよ。
私は、ちょっと高いけど、そこの「未来」という味噌が大好きで、おやつがわりにそのままペロペロなめちゃっています。
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