なりたい自分になるために、手っ取り早く、まずはちょっとでも見た目を変えちゃおう。

心と身体のこと

見た目って、とてもとても大事。
なぜなら、人は見た目に左右されるから。

そして、「見た目の影響」を受けるのは、他人よりもむしろ、自分。

少し極端な例だけれど、

  •  「テキトーに結んだ髪で、ヨレヨレのどうでもよい服をきている自分」と
  •  「きちんとセットして、お気に入りの洋服を着ている自分」


どっちが気分がいい?と聞かれたら、当然「お気に入りの服を着ている自分」。

気分がいいと、醸し出す雰囲気が変わる。
雰囲気が変わると、周りの人への印象も、見た目の効果も相まってもっと変わる。

そうして、どんどんよいループに入っていく。

実際に、私もそんな経験をして、今の自分がある。
一時期は、常に周りを気にしておどおどしてて。
そんなときは、自分の見た目も好きじゃなかった。

とあるきっかけて、自分でいいなと思える見かけになったら。
どんどん世界が変わっていった。
あれこれ楽しくなった。

だから、今の状況を変えたいなって、思ったら。
まずは、自分の見た目を変えちゃおう!!

いつの間にか、「可哀想な」見た目になっていた

離婚して、日々、生き抜くことに精一杯で、自分に手をかけたりしていなかったし、出来なかった。
いつの間にか、物欲もなくなって、買い物にも行かない。
美容院も最低限レベル。いっつも1本にただ結んでいた。

綺麗な表現をすると
「家族が幸せなら、私が幸せ。自分のことはどうでもいい」と思っていた。

それに対して、なんの疑問ももっていなかったし、特に不満だとも思っていなかった。

その頃は、「自分はよくやっている!!」と暗示のように言い聞かせてはいたけれど。
自分にも仕事にも自信がもてていなくて。

ちょっと何かあると、もうどうしたらいいのかわからなくて、決められなくて。
あっちがいいのかな、こっちがいいのかな、ああでも・・・・なんて考えているうちに時間だけが過ぎていき、焦ってエイッて決めたことで失敗。
「私ってなんてダメなんだ」と自己嫌悪。

そんなことがしょっちゅうだった。
だけど、それが普通だった。

ある日、会社のエレベータで一緒になった同期に言われた。

  • 「なんでそんなにオドオドしてるの?」
  • 「髪とかも、なんかもっさりしてるし、もっとスッキリしたら?」

その時の私、2週間前に美容院に行ったばかりでむしろスッキリしている方だった。
オドオドしている自覚なんてないし。

それがもう、本当に悔しくて悔しくて悔しくて。

なんでたいして親しくもないあなたに、そんなことを言われなくちゃいけないの!?っと。
私の何が、わかるのさ!!と。

でも、そのまんま、というのは屈辱で。
速攻で、その週の金曜日に午後半休して、美容院行くことにした。


しかも、その辺でテキトーに選んだ美容院ではなくて。
まだ20代の半ば頃に通っていた相性の良かった美容師さんのところ。
もう独立していたのをわざわざお店探して予約した。

ただただ、私にあれこれ言ってきた同期を「見返したい!」「私だって綺麗だし!!」という思いだけで、瞬間風速最大です!バリに行動した。 

おしゃれって、自分のためにするもの

その美容院は、表参道にあった。

表参道になんて、もう何年も行っていない!
そして、表参道に行くような服ももっていない気がする・・・。

ちょっと気後れしつつも、後にはひけない!という気持ちで行った。

どんな髪型にしていいかもわからなかったので、あまり切らないで、ということ以外は
「いい感じにしてください」という、ざっくりとしたオーダーだけして。

髪切って、カラーして、デジタルパーマもして。
眉毛整えてもらって、サービスでお化粧もしてくれて。

対面した自分は。

自分でいうのもなんだけど、綺麗だった。
綺麗だって思った瞬間、表情もやわらかくなって。
自分で、この自分、好き〜〜〜〜〜💕💕💕って思った。

そしたら気がついた。
ひっつめ髪で、オシャレと縁遠いところにいた自分が、好きではなかったと。

自分が好き〜💕と思えることがとにかく嬉しくて。
表参道を颯爽と歩いて、ウインドーショッピングも楽しんで帰った。

自分の見た目が好きだと、単純にうれしい。
それだけで気分が変わるし、言動だって変わることもある。

ああ、おしゃれって自分のためにするものなんだ!

と、しみじみと感じた1日でした。

次の日からも。

せっかくキレイにしてもらったんだから、keepしたい!

というのがオンナゴコロというもの。

できるだけ美容院でやってもらったように髪型をセットして、お化粧もして。
と、やるようになったら、今度はそれに合うようなおしゃれな服装をしたくなった。

いままでよりも「おしゃれに見える服」「きちっと見える服」という基準で、気に入った服を買って、
それに身を包むとテンションが上がる。

見かけを整えると、自分の自分に対する扱いが変わる。

なんというか、「ちゃんと自分を喜ばせてあげよう」とか、「自分で心地よい状態でいよう」とか。自分でちゃんと自分のことを大事にしている感じ?というのか。

「自分が思う自分の価値がちょっと上がった」感じ。

不思議なもので。そうやって自分認識している価値があがると、周りの自分に対する扱いも変わる。
そうすると、自信がついて、ますます自分が好きになって…。

気がつくと。

仕事でもそれなりの立ち位置にいて。久しぶりに会う人には、「雰囲気変わったね!」「いい女になったなぁ」なんて言われるようになった。

ちょっとしたキッカケがあって、即座に行動したことで、「こうなろう!」と思ったわけでもなく、どんどん良い方向に向かっていった。

あのとき、あのは美容院に行っていなかったら、今の私はいない。

そう思うから、まずはちょっとでもいいから見た目を「自分が好き」と思える方向に変えて、自分の好きな自分に出会ってみる、というのを試してほしいなあ、と思う。

愛をこめて。

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