良くも悪くも、シングルマザー家庭では、大人はひとりしかいない。
だから、母親の家庭(子供たち)への影響力は半端ない。
母親の機嫌の良し悪しが、空気のように家中に伝播する。
機嫌が良ければ明るく楽しい空気に、機嫌が悪ければ重たく苦しい空気に。
本当に、あっという間にかわる。
母親って家の中では空気を支配できる「神様」のような存在なんじゃないかと思う。
子供たちにとって家庭が安心して暮らせる場所であれば、外でどんなことがあっても大抵のことは乗り越えられる、と私は信じている。
母親の最大の役目って、家の空気をできるだけ「明るく楽しく軽く」整えることなんじゃないかな。
自分の機嫌は自分で取る
私は、以前、茶道を習っていて、その時知った言葉「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」が大好きで、座右の銘にしています。
ようするに「毎日が良い日だよ」ってこと。
雨の日だからって憂鬱な悪い日なわけじゃない。
お気に入りの傘と長ぐつでお散歩すると楽しい気分にだってなれる。
耳をすまして、傘に落ちる雨粒の音を聞いていたら、なんだかホッとしたりもする。
出来事はただ出来事であって、それを良く取るも、悪く取るも自分の捉え方次第。
それだったら、起こる出来事はなんでも良いほうに受け取って、可能な限り気分良く機嫌良く過ごしたい。
機嫌良く過ごしても、機嫌悪く過ごしても、同じ1分という時間。
どうせ生きているなら、機嫌悪く過ごすなんて、もったいなくない?
私は、生きている時間の中で、機嫌がよい時間、気持ちいい時間など、プラス感情の時間をできるだけ多く取りたい。
だから、可能な限り物事をよく捉えて、「いい気分」で過ごすように心がけている。
そうすると家の空気も明るくなる。
こういうことを直接子供達に伝えることもあるけれど、母親が実践していれば、自然と子供達にも伝わってくれるんじゃないかな〜と思っています。
コントロールできない時はその場を離れる
「いつでも機嫌良く」を心がけているけれど。
実は、私は根がとっても短気。
怒りの沸点がとにかく低い。
だから、ちょっとしたことでもすぐにイライラしてしまう。
たとえば「ご飯だよ〜」と声をかけても、すぐに子供たちが来てくれないとか。
思ったペースにならないと、前はすぐにキーーーッとなっていた。
そして、一度機嫌が悪いスイッチが入ってしまうと、すぐにリセットができない。
不機嫌が続いてしまう。
これが、なかなかやっかい。
自分でもリセットしたいのに、そのままその場にいると気分も態度も変えられない。
それもわかっているから、自分をリセットするための手段を持つようになった。
- ★必須★「お母さん、今、無理!!」と宣言する
- その場を離れる
- お気に入りの癒しコーナーに行き、好きな香り(アロマやお香など)を焚く
- お気に入りのお茶を飲む
- 好きな歌を一曲熱唱する
- 10分くらい寝る
何も言わずに突然、母親が行動変えたら子供たちも戸惑うので、「今、イライラしてるから離れる」ということは子どもにちゃんと伝えるのが私流。
それから、とにかくイライラした現象が、一度すっかり頭から抜ける行動をする。
特に、五感を使うことをして、そこに集中するのがいい。
匂いを嗅ぐ、音楽を聴く、など。
怒って、離れて。反省して。怒って、離れて、反省して。
そんな日々の繰り返し。
そうすると、「あ、今、怒りそうだから、ちょっと離れよ」とか。
怒る前に感情をフラッとに戻せることも多くなってくる。
完璧にはできない。
それはそれで息が詰まっちゃう。
だから、絶対に怒っちゃダメ!とは思わずに。
できる範囲で、気持ちよく過ごす。
そう心がけるだけで、そういうふうにしたいって思っているだけで、実際にすぐにはできなくても家の居心地はぐっと良くなる。
居心地いいと、自分も幸せで、ますます家の空気が良くなる。
だから、自分のためにも、できるだけ笑顔でを心がけよう。
愛をこめて。
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