You Tubeを見ていて、ふと、私の目に、耳に飛び込んできたキーワード。
「沖縄」「大人の卒業旅行」「覚醒」。
とても、引っかかる。行ってみたい。
行ってみたいけど、土日含むとはいえ4月に3泊4日。シングルマザーで娘が2人いる私にとっては、かなりハードルが高い。
仕事も休まなきゃだし、子供たちのお弁当も作らなきゃだし、ましてやこのご時世。
緊急事態宣言で行けなくなるかもしれないし。帰れなくなるかもしれない。
ウダウダ考えて、放置。
いつもなら、このまま通りすぎてしまう「やりたい」という気持ち。
でも、なんとなく、ずっとひっかかってて、2〜3週間、いやもっと?、時間が流れる。
そして、また、You Tubeを見ていた時に、「卒業旅行はもうすぐ定員」という言葉。
やだ、だめ!!
いてもたってもいられなくなり、その場で申し込んだ。
でも、申し込んでからもウダウダ考えて、振り込みも先延ばしにしていた。子供たちに「ママは沖縄に1人で行きたい」というと、上の娘は激怒して口を聞かなくなった。下の娘も嫌がる。
いつもなら、「やっぱりそうだよね、無理だよね」ってなって。「ごめんなさい、やっぱりいけません」とキャンセルするパターン。
だけれど、なんだか今回は、どうしても折れてはいけない気がして。この先ずっと、私は子供たちに遠慮して、私のやりたいことを我慢するの?と気持ちが湧き上がってきて。
「口聞かなくてもいいけど。それでもママは行くから!」と宣言して、旅行代金を振り込んだ。
そんな攻防がありつつ、辿り着いたのが久高島。
全然、知らなかったけど、「神の島」と呼ばれる島。
その島に、呼ばれた人しか、辿りつけないらしい。
そこで出会った、空と海と緑。心が安らぐ。
気のいい素敵な同士たち。とてもとても、心が安らぐ。
空と海と緑と仲間、素敵な食事だけがある場所。
そこで、私は私自身をひたすら見つめた。
ああ、私はこういうことが、好きだったよな。こんなふうなことは嫌だな、とか。
そして気づく。
そういう自分の気持ちを、毎日の「やるべきこと」を優先して、蔑ろにしていたことを。
まわりには、自分の気持ちを大事にして、それを実現している人もいれば、
私と同じように悩んで、これからどうしていくかを考えている人もいる。
こういうことをちゃんと考えて、自分の人生を生きている、生きていこうとしている人たち。
ああ、仲間だ。同士だ。
見つけた!
私は、自分に、みんなに会うために、ここにきたんだ。ここに来なきゃいけなかったんだ。
会えた!会えた!会えた!!
涙が溢れる。
まだ、どうしたらいいか、何をしたらいいか、わからない。
でも、私は、私のために生きる。この仲間たちと。
そう思いながら、久高島を後にした。
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